林田 明子 ソプラノ

 京都市立堀川高校音楽科(現・京都堀川音楽高校)卒業、京都市立芸術大学音楽学部卒業、同大学大学院修了。大学院賞受賞。ウィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科並びにオペラ科卒業。現在、ウィーン、京都、東京の三都を拠点に国際的な活動を続けている。日本、欧州各地で80回以上のリサイタルに出演し、いくつかの演奏会はNHK、ドイツ、スペインでFM放送された。オーケストラ、古楽器アンサンブルとの共演、チェコ・オストラヴァ国立歌劇場、ドイツ・ラインスベルグ室内歌劇、オーストリア・チロル音楽祭 in Erl、(財)相模原市民文化財団主催「オペラ実験工房」シリーズをはじめとするオペラ公演でも活躍。これまでにグルック「オルフェオとエウリディーチェ」のエウリディーチェ、ヴェルディ「リゴレット」のジルダ、モーツァルト「イドメネオ」のイリア、プッチーニ「ラ・ボエーム」のミミ、「トゥーランドット」のリウ、ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」のルチア、ワーグナー「ラインの黄金」「神々の黄昏」のヴォークリンデ、尾上和彦「オペラ月の影-源氏物語」「倭歌劇GENJI」の桐壷更衣、紫上などを歌う。情感豊かな幅広い表現力は国内外の新聞・雑誌批評でも高く評価されている。

 01年度青山音楽賞、05年度京都府文化賞奨励賞、07年度音楽クリティッククラブ奨励賞受賞。第10回ブラームス国際コンクールリート部門第2位、第55回ジュネーヴ国際音楽コンクール声楽部門第2位、パオラ・サロモン・リントベルク歌曲コンクール(ベルリン)第3位(1位なし)入賞。

 日本シューベルト協会会員、NPO法人日本声楽家協会正会員、日本声楽アカデミー会員。