E. グリーク 〈夢〉
E. Grieg: Ein Traum
かつて美しい夢を見た
私をブロンドの娘が愛してくれたんだ
それは緑の森でのことだった
暖かい春のことだった
蕾はほころび 森の小川は水かさを増し
遠くの村から鐘の音が響いていた
私たちは喜びに満ち溢れ
幸せにすっかりひたりきっていた
すると かつての夢よりもっと美しいことが
現実に起こった
それは緑の森でのことだった
暖かい春のことだった
森の小川は水かさを増し 蕾はほころび
鐘の音が村から響いてきた
私はきみをしっかり抱き 長いこと抱き続けた
きみをもう決して離すものか!
おお 春の緑映える森の空間よ!
おまえはずっと私の中で生き続ける
そこでは現実が夢になり
そこでは夢が現実になったのだ!
(ボーデンシュテット)